製品概要
ExFact Analysis for Fiberは、繊維、燃料電池、ワイヤなど細長いファイバーの構造が連続する材料をX線CTなどで撮像した時にその三次元構造や形態を評価するソフトウエアです
ExFact Analysisシリーズの特徴
X線CT、共焦点レーザー顕微鏡、TEMトモグラフィーなどのイメージング技術を使って工業製品や材料を撮像すると、その断層画像を連続的に出力し、三次元像を立体構築することができます。ExFact Analysisは、3DMA(Medial Axis)と呼ばれる手法を用いて、そうした三次元画像を細線化し、その複雑な構造を記述することによって、粒子や空隙の形態や分布、繊維の配向などを様々な視点から統計的に評価/分析することができるソフトウエアです。
適応分野
材料工学全般
特に、石油、ゴム、プラスチック、樹脂、ポリマー、メタンハイドレート、コンクリート/砂利、燃料電池、カーボンナノチューブ、紙、パルプ繊維、セラミックス、触媒、骨、歯科/医科材料、精密部品、電子、半導体など
処理の概要
- 空隙部分を細線化し、空隙の太さによって、色別に表示します。これにより、空隙のネットワーク構造を可視化し、傾向を把握しやすくします。
- 具体的には、ファイバーが接触している部分(Bonds といいます。)で、ファイバーを分割し、分割されたファイバーを分類し、ファイバー一本あたりのBonds の数、ファイバーの交差角の分布、ファイバーの長さの分布、ファイバーの大まかな配向の傾向をつかむことができるTortuosity という量の算出、および、ファイバー1本1本の配向を算出することができます。