画像計測オプション
2D/3D長さ計測と、三次元画像の輝度分布を正規分布に近似して評価/分析できます。
X線CTなどから得られた断層画像をボリュームレンダリングにより二次元/三次元的に可視化するソフトウエア「ExFact®VR」に別売りで機能追加できるオプション製品です。
機能と特徴
- 三次元画像上で単純な長さ計測、角度計測ができます。
- 三次元画像の輝度評価を、正規分布に近似し、評価/分析ができます。従来、人が適当にやるしか無かった閾値設定や色付けをintelligentに行い、ボリュームデータの輝度情報全般に関する統計解析に持ち込むことができます。
- 三次元の視野全体について、特定の材料の割合を量的に評価し、XYZ方向の異方性、ばらつき、周期性などを評価できます。
2D/3D長さ計測機能
- MPR画面上でポイントを指定して、三次元画像における2点間の距離を計測できます。
右側の各スライダーを左右に動かす、もしくは2D画面の任意の場所をクリックするだけで、2点間の長さを計測できます。
最大で3つの距離を計測することが可能です。
2本の線分を指定し、それらのなす角を計測することも可能です。
ヒストグラムアナライザ機能
- 三次元画像ヒストグラムのピークを正規分布曲線に近似して統計的に評価・分析します。
- 従来はオペレーターの勘に頼ることの多かった二値化の際の閾値設定を、明瞭な基準に基づいて行うことができます。
- 複数のピークが近接/一体化したヒストグラムの閾値設定に効果を発揮します。
以下の図では、ピンクが材料、ベージュは空隙となっています。マウスの簡単な操作でヒストグラムの特定材料のピーク正規分布にフィッティングして、閾値設定、特定材料の割合を量的に評価、分析ができます。
ヒストグラムを正規分布したグラフ例①
ヒストグラムを正規分布したグラフ例②
XYZ方向の異方性等を示したグラフ例
周辺ツールの充実
- 本オプション製品のヒストグラムアナライザによって出力された輝度情報からヒストグラムを描画するツール
Area Cursorで領域指定
処理すると、輝度情報がCSVファイルとして出力されます。
CSVファイルを処理した結果、グラフがpngファイルとして出力されます。
多孔体等の分析に特に有効なCubicを追加
- Slicesタブ(XYZのスライス画像毎の空隙率)とは違い、Cubicは元データをブロック単位に分割して評価。
- ブロック単位のサイズ設定によって、空隙のみ/マテリアルのみ/混合とブロック毎の分布把握が可能。
製品カタログのダウンロードはこちら