Time Series オプション
三次元画像を3D +時系列=4D で可視化することができます。
X線CT などから得られた断層画像をボリュームレンダリングにより二次元 / 三次元的に可視化するソフトウエア「ExFact® VR」に別売りで機能追加できるオプション製品です。
機能と特徴
- 時間的に変化する試料を撮像した一連の3D画像を読み込み、変化を観察できるように可視化するオプション。
- 変化していくデータを重ね合わせた(MIP)画像を作成し、変化を一目で観察できます。
- データの変化を差分、色分け画像を作成して比較できます。
- VR-VRムービー書き出しに、視点操作に加えて時間操作(変化の連続切り替え)が追加されます。
時系列データの読み込み機能
- 時系列をなす複数の3D 画像データを位置合わせしながら読み込むことができます。
インポート時に、前後の時系列データ同士を赤と青で色分けし、重ね合わせて表示しながら位置調整ができます。
輝度が一致している部分が白で表示されます。
時系列データの差分表示機能
- ラベルデータを利用して、時系列の変化を一度に表示することができます。
- また、2つのデータを色分けして重ね合わせ、差分を見ることもできます。
▲ラベルによる色分け、一括表示の例
▲各時点を重ね合わせて表示
ラベル情報に各時点のデータを埋め込み、基準となる時点のデータに読み込ませることで、1 つの画面にいくつもの時点のデータを表示できます。
もちろん、各時点の表示/非表示も切り替え可能です。
▲色分けして重ね合わせた例
時系列の2つの時点について、それぞれを赤、青に色分けして重ね合わせて表示します。
同じ輝度を持つ部分が白で表示され、それ以外の部分を見ることで、変化の様子が分かります。
時系列データの統合管理機能
- 時系列の中でデータの設定を統一し、管理することができます。
▲ LUT を統一し、表示条件を揃えて並べた時系列データ
時系列のデータを読み込むと、別々の3D 画像データがひとまとまりのものとして管理されるようになります。
これにより、データへのアクセスがコマ番号で指定できるようになったり、LUT の設定を統一することができるようになります。
掲載した画像は、弊社イメージング用試験機Dynamazing 150 を使用して、X線CTにてタバコのメンソールがつぶれる様子を撮像したものです。
VR-VR ムービーの時系列対応
- 書き出したVR-VRムービーで時系列の変化を観察できます。
VR-VRムービーは回転、クリッピングなどの2つのパラメーターを操作できましたが、第3のパラメータとして、時間を進める/戻す操作が可能になります。